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(6月20日)住宅市場は今後3年不調:BIS予測
住宅市場は不動産ブームだった1980年代以来のアフォーダビリティー(取得可能性)悪化に見舞われており、向こう3年間は不調が続く――経済研究所BISシュラプネルが19日に発表した最新のリポートの中で指摘した。ただし、住宅融資の増加や初回住宅購入者への補助金、低失業率、海外からの移民純増といった要素が、さらなる価格低下を防いでいるという。地元各紙が伝えた。
BISは同日、リポート「居住用不動産の見通し:2006〜2009年」を発表。住宅価格の中間値は既に2年半にわたって下落しているものの、08年までには04年のピーク時に比べ、さらに20%(実勢価格)低下すると予測した。
BISのメラー建築予測部長は、シドニーの住宅価格(中間値51万6,000豪ドル)が01年6月から04年3月までに57%も上昇したため、多くの人々が市場から締め出されたとコメント。「シドニーは今でも最も高価な街。今後の全国的な市場の回復からも、大きく出遅れるだろう」と述べた。同地で住宅価格が上向くのは08/09年度以降になるという。
同部長は、01年以来113%の上昇を記録したパース(中間値35万3,000豪ドル)でさえも、ピークを過ぎた可能性があると指摘。「もう10%程度伸びるかもしれないが、私なら資金をほかの分野に投じる」と述べ、不動産を売るべき時期だと主張した。
例外は04年初頭のピーク時に住宅を購入した場合。同部長は、この時に買った人が売却益を得るには11年まで待たなければならないと発言した。
比較的安い賃貸料も住宅購入の阻害要素になっている。ただし、06/07年に主要都市の空室率がこれまでより2%低下するとみられるため、シドニーで年10%、ブリスベーンやメルボルンでも同6〜8%の賃貸料上昇があり得ると予想されている。
同リポートは、住宅市場に対する先月の利上げの影響を否定。その上で、インフレ率が豪連邦準備銀(RBA)のインフレターゲット(1〜3%)の上限に当たることから、06/07年度にもう1度政策金利が引き上げられ、07/08年度の間には公定歩合が維持されると予測している。
■地方部は人気に
地域的には、供給不足によって名目上の住宅価格が06年から09年まで12%の伸びを見せるブリスべーンのほか、クイーンズランド州地方部とニューサウスウェールズ(NSW)州地方部で緩やかな成長が期待されるもようだ。
NSW州のウーロンゴンやニューカッスルは、需要が供給を上回っているだけでなく、住宅のアフォーダビリティーがシドニーより良好。メラー部長は、「地方部の中心都市が都市部より低い価格で、より多くの住宅購入者を魅了し続けている」と話した。
■シドニーの競売はやや低下
一方、先週末のシドニーでの住宅競売成約率が前週の56.6%を下回る47.2%(82件)だったことが、豪プロパティー・モニターズ(APM)の発表で分かった。
19日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー紙によると、メルボルンも前週より1.3ポイント下がり、57.5%(144件)にとどまった。アデレードは前週比6.4ポイント高の56.4%、ブリスべーンは同1.5ポイント高の41.5%にそれぞれ伸びたという。
投稿者 kuroki : 2006年06月21日 14:12
